著作権

著作権

プログラムの権利は著作権で保護される。

元来,著作権は,芸術家のための権利である。小説や絵画など,複製を勝手にできなくしたもので,英語では,copyright(直訳すると,複製権) と呼ばれている。

日本は,50年が保護期間。米国は80年。

法人の場合は,発表から数えて,個人の場合は死後から,その年数。

(c) 2000 と表記してあれば,日本の場合,2051 から著作権財産権は消滅している見なす。

著作権は,次の2つに分類される。

  • 著作財産権(お金で売買できる)
    • 複製する権利
    • 映画化などの権利
  • 著作人格権(お金で売買できない絶対的な権利)
    • 作品に自分の名前を入れる権利

著作権が,情報処理技術者試験に出題される場合は,著作財産権の場合がほとんど。

ソフトウェア著作権

 ソフトウェアの権利をどの法律で保護するかが話題になったときに,工業所有権(特許等)で保護するべきと考えられたが,法律の制定が急がれて,著作権で保護するとなった。

 芸術家を保護した著作権の特色から,特別な取り決めがない場合,権利は,お金を出した人(会社)でなく,作成した人のものとなるが,プログラムの場合は,個人ではなく,それを作成した会社となる。

 会社員が小説を会社の命令で,会社の勤務時間に書いた場合も,著作権は,執筆した人のものとなるが,ソフトウェアだけは,会社のものとなる。

 ある会社のシステム開発を開発会社が請け負った場合,そのソフトウエアの権利は,原則,開発会社のものとなる。そのため契約書に,著作財産権を譲渡すると入れる場合が多い。また,だれが作成したことを秘密にする場合は,著作人格権は行使しない,と契約される場合がある。しかし,著作人格権は,強い権利なので,行使しないと契約しても行使が可能。

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